【秋田竿燈まつり×Creema アップサイクルプロジェクト】
昨年のねぶたプロジェクトに続き、秋田竿灯まつりの提灯のアップサイクルにも参加させていただきました。
秋田県は昨年冬に、能代の自然たっぷりのツアーに参加したばかり。ばっけ(フキノトウ)の収穫や海沿いに並ぶ風力発電の大きな風車、帰りにくっきりとみえた白神山地の風景と、お土産買って帰ったおいしい日本酒とツアーで出会った楽しい人たちを思い出しながら応募させていただきました。
2月に大きな封筒で折りたたまれた提灯が届きました。広げると大きく丸く立体的なのにぺったりとみごとに小さくたためる作りの提灯。立体造形好きとしてかなりわくわくします。長年のお祭りで使われてきたということで、あちこちに紙が避けた部分を修復した跡があります。内側にろうそくをともした跡も残ってます。それでももう使われないということで今回はアップサイクルです!!
今回は「パスケースとスマホケース」の2点を作るようにとのお題です。
提灯の本体の作り方の動画も検索しつつ、部屋にぶらさげていろいろとアイデアを練ってみたり、ちょっとカットして水につけて紙をはがしてみたり、試作用に竹ひごを買ってきて強度を試してみたりと試行錯誤しました。提灯に貼られている和紙の紙と竹ひごはかなり丈夫です。ちょっとお水につけた程度でははがれません。灯りの道具としてだけでなく、長年のお祭り行事でたくさんの人が楽しんできた提灯。簡単に単なる材料としてばらばらにしては、お祭り関係者や丁寧に梱包して送っていただいたスタッフの皆様に申し訳ない。。
などと思っているうちに、春に風邪をひいて弱り切ってしまい「やっぱりシンプルもいいかも」と素材の色と形そのままを生かした作品にしました。
汚れや破れの少ない部分の提灯をケースの形に切り取り、ビニールや革も組み合わせて手縫いで頑丈に仕上げてます。
ラストの2点並べた写真のスマホショルダーとパスケースは、クリーマのイベント展示用ににあずけてありますので、機会がありましたら実物もご覧くださいね。ショルダーの土台もアップサイクルにこだわり、昔着ていたウエットスーツの生地を中に使ってます。
販売用に1点はこちらにアップするようにとの指令もありましたので、同じデザインのパスケースをもう1点作りました。
3点目の作成ですので、さらに実用に耐えられるようしっかり貼り付けて縫い合わせてあります。
交通用の定期入れとしても、入館証などのパスカード入れとしても使えるように、裏側の透明窓を大き目にしてます。
縁取りは薄い本革をテープにカットして手縫いで縫い付けました。いろいろな種類の素材を組み合わせる作りも楽しいな♪と思いながらオール手作業で仕上げました。
色味は竿灯の油紙のあめ色に合わせて抑え気味に組み合わせました。
普段はつやつやキラキラなカラフルなビニールを使ってますので、他の作品ページもぜひご覧くださいね。
アップサイクル素材:竿灯の提灯
他の素材:ビニール、革、コットン布ほか