【商品状態】
U字管下部、底の近くにわずかな凹み。爪で押したような、幅およそ2㎜~1㎝のものが3つほど。凹みの深さが0.5㎜以下のため、写真にも写らず、ラッカーはがれにまぎれる程度です。
ベル開口部の裏外側に、ラッカーはがれ。クッションの少ない楽器スタンドに立てた跡のようです。ラッカー塗装のはがれであり、ビンテージでは良くあることでしょう。
ネックと本体の結合部分は、むらなく全体が均一な色をしています。これにより、接合部が良好な状態で、気密が保たれている個体であることが分かります。
音の出方としては、マウスピースで言えば、メイヤーのような、鳴らしやすさ、音のまとまりやすさ、音色の良さ。正統ジャズサウンド。
タンポ状態:調整済み
タンポ新しさ:中程度(7か所新品に交換)(金属/プラスチックレゾネータ混合)
ネックコルクはほぼ新品
【付属品】
純正ケース
かつての所有者のものと見られる、名前シール(デコりシール)のようなものが貼られています。シールのため剥がせるものの、そのままになっています。(調べたところ英語名、白人女性の名前。おそらく米国人)
鑑賞コレクション用に所蔵していたため、ラッカーはがれなどは、この「前所有者」によるものと考えられます。
【製造】
製造年 1947年
製造番号 323***
キー:E♭
ロールド・トーンホール
マイクロチューニングデバイス
「ビンテージ・サックスの美しさの証明」*
「現代の楽器とあらゆる面で競争可能」*
「今日でも通用する非常に良い音色」*
(*米国のコーン6M解説ページより)
身近なところで、アマチュア最高峰のレベルの人たちが、マーク6やマーク7からコーンに乗り換えるのを目にしました。
何が、凄腕たちをコーンに向かわせるのでしょうか。時には、良く鳴るマーク6を手放してさえも。
もしかすると、かのアメリカの有名なオートバイ、ハーレーダビッドソンに乗る人たちは、このような気分なのかもしれません。つまり、とりあえず、図太い爆音を轟かせているのが、楽しい、と。
”通”たちに好まれるコーン。これを手に入れれば、ベテランたちに、違いが分かる者、と思われるかもしれません。
あるいは、すでにベテランの人たちには、そうであることの証明に。この一本を、どうぞ!