内容説明 刺激的な「レクチャー」。世界思想のレベルを押さえた挑戦的論考。「吉本‐わたし」の内的な対話によって行き届いた「掌握」の筋道をつける。 目次 序論 吉本思想の全貌 0 思想の基準 1 吉本思想の三つの本質論 2 『ハイ・イメージ論』と超資本主義 3 「アジア的ということ」の位置 4 ナショナリズム論と天皇制論 5 吉本隆明とフーコー 6 文学と詩への境位 著者等紹介 山本哲士[ヤマモトテツジ] 1948年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。教育学博士。東京芸術大学客員教授。元信州大学教授。政治社会学/環境設計学。ホスピタリティ環境学。企業環境、ファッション環境、ツーリズム環境、環境倫理・環境哲学など、社会環境、文化環境から「場所‐地球」の経済/政治を近代学問体系を超えて総合的に設計・構築する超領域的研究。1975年、イバン・イリイチが主宰したメキシコのCIDOCへ遊学。1986年より『季刊iichiko』編集・研究ディレクター。1988年「文化科学高等研究院EHESC」を設立、2001年「スイス・ジュネーブ国際学術財団F・EHESC」として登記、ジェネラル・ディレクターをつとめ、現在にいたる。2005年「国際ホスピタリティ研究センター」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)