No.91 象革長財布(パッチワーク仕様)

ミニリュックに使われていた象革をリメイクして長財布を作りました。使わせていただいたミニリュックは内装の合皮の部分は剥がれてしまっていましたが、象革の部分は全く問題なくレザー素材として使えましたので、その部分だけを切り取って使っています。象革の耐久の高さはかなりのもので、実際象革は堅牢で長く使えるレザー素材として有名ではあります。

いくらリサイクル品でも象革ならとっても高価なのではと思うかもしれませんが、象革のグレードが結構低く、たぶんC級クラスの素材なのではと思っております。多分この象革は、C級クラスの素材で表面に傷などがありすぎてハイブランドとかでは使っていない象革だったと思います。レザー表面の傷を隠すために漉き処理がされており、傷は消えておりますが象革本来の凸凹な銀面がなくなっております。本物の象革ではありますが象革ならそれなりのものでいいやっていう方や、象革入門の方におすすめいたします。A級クラスの象革はめちゃくちゃ高いですからね。

長財布の作りとしては90番のアッズーラ社の長財布とほぼ同じです。大きさは90番のアッズーラ社の長財布のほうがわずかに小さいです。コンチョボタンを使っていますがバネホックと一体になっており、バネホックで留まっています。コンチョはネジ式を使っていますので定期的にネジ締めのメンテナンスをして頂く必要があります。

カードスロットなどの内装はゴートレザーを使っています。少し象革に似ているので良いデザインかと思っております。ゴートレザーはわずかに表面加工されており起毛素材に見えます。

カードスロットは4箇所で、1箇所に3枚ずつくらいまとめてカードを収納できます。

小銭入れはファスナー部分で40枚くらいは小銭を持てるはずです。写真では30枚程度の小銭が写っています。

紙幣は2箇所収納でき、1箇所に20枚、計40枚くらいまで持つことができます。

縫い糸は蝋引きの麻糸ベージュ色(エスコード)を使用

財布のサイズ

縦(幅)　18.7cm　　横　12.5cm　　開いた時の幅　31.6cm　　厚み　5cm　

重さ　283g(ストラップ込み)

レザーストラップはミニリュックの肩に掛ける部分を再利用しています。