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その他
演奏者
：
ルチア・ポップ
、 ブリギッテ・ファスベンダー
作曲
：
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
亡くなる約1年半前のケルテスによる、貴重なモーツァルトのオペラ名場面集
この盤はケルテス・ファン以外にはあまり知られていない録音かも知れません。元々モーツァルトの各オペラの名場面のみで構成されたアルバムとして、ケルテスが亡くなる約1年半前に収録されました。
LP初出後すぐ廃盤になったレア＾-盤です
CDでも完全なオリジナルの形で再発されたことは一度もありません。
ケルテスはオペラに力を入れていました(ザルツブルク音楽祭への出演やケルンの歌劇場で音楽監督も歴任)。指揮者活動がもし続いていれば、確実にオペラの収録も増えていたことでしょう。当時のDECCAの制作意図は正確には不明ながらも、この録音はこれからのケルテスのオペラ録音の布石となるよう、新しい指揮者と若手の歌手陣による顔見世的な意味があったのかも知れません。録音当時20代から30代であった歌手陣のその後の活躍は言うまでもありません。溌剌として小気味よいケルテスの指揮は一点の曇りもなく、ウィーン・フィルのメンバーを含んだウィーン・ハイドン管弦楽団を自在にコントロールしています。
加えて当時のDECCAによる優秀録音もお楽しみいただけます。
この盤はケルテス・ファン以外にはあまり知られていない録音かも知れません。元々モーツァルトの各オペラの名場面のみで構成されたアルバムとして、ケルテスが亡くなる約1年半前に収録されました。